5月だというのにこのところ真夏日の猛暑。
でも、もしかしたらライブ当日あたりに梅雨入りしてしまうかも、との心配をよそにこの日も快晴の30度越え。
5月からこの調子では先が思いやられるなぁ、なんてつぶやきながらバックインタウンへ。
この日はアメリカからの要人が来日しているとあって、新宿駅近辺は厳戒体制。機動隊の車があちこちに待機していました。
交通規制ありかも、と早めに出たのですがスルスルと到着。と、そこにサウンドディレクターの安井さんも到着。
早めなのに「暑いから、入ってください。」と優しい対応、、いつもながら痛み入ります。
今日のメンバーはパーカッションに栗山豊二、キーボードに西本明、ギター&ベースに馬渕健次の3名。
「ドレミな仲間たち」(と過去のイベントで命名しました)は私にとって最も信頼できるメンバーです。
馬渕氏がベース2本とギター、私も2本持ち替え、キーボードの西本氏もウクレレを弾くとあってステージ上にはいわゆる「サオモノ」がずらり。。
なんか「メンバー5〜6人いるバンドみたいだねー」と西本氏。
リハも順調に進み、美味しい賄いのスパゲッティをいただきまして、いよいよ本番です!
猛暑の中、ほぼ満席のお客様にお越しいただきました。
否応無しにテンション上がります。
今日のライブのテーマは1部「空、風」2部を「月」としてオリジナル曲を中心に組み立てました。
1曲目は沢田研二さんの「君をのせて」
♪風に向かいながら 皮の靴を履いて〜の岩谷時子さんの歌詞が昔から大好きで、今回迷いなく選曲。
オリジナル曲はひとかけらのブルー、南からくる風等、私の曲は気がつけば本当に風と空が多い。
カバー曲には大好きなWind beneath my wings。そして恒例の会場一体型の歌ははしだのりひこの「風」私の期待を裏切らない素晴らしい大合唱はさすがです。
今回は私の唯一のスキャット曲「風の戯れ」にも初めて歌詞をのせてみました。
以前、あるお客様に歌詞を入れたら?と言われて「いいえ、この曲はこのままスキャットで行きます。」ときっぱりと言い張って来ましたが、先日ふと気づくと歌詞を口ずさんでいたので思い切って方向転換。
演奏後、以前のスキャットと比べどうでしょう?と聞くと「いいと思います!」と会場からのお声が。。
じゃ、今後はこれでいきまーす、というと後ろで西本氏「そんなんで決めちゃうんだー。」と微笑。
はいそんなんで決めちゃう私です。笑
いえいえ本当にお客様の感想は大事ですから。。
さて、1部の新曲「空のくちぶえ」に続き、2部のテーマである「月」にも新曲を作りました。
「Forgive yourself〜月からのメッセージ〜」
は以前から考えていたテーマ。いつも自分自身を追い込んでしまう自分に対して、また他人に対して人は常にForgive(許し)が大切だと思っています。許しと魂の解放、、。栗山氏のグロッケンと私のガットギターだけでお贈りしました。優しいグロッケンの音に感じ入ってくださったのか、お帰りの際お客様からCDにしてください、と言っていただき私のメッセージが伝わったんだと一安心。新曲はいつもドキドキです。
大好きな「雨降りお月」の後、ボサノバでのMoonlight Serenadeをゆったりと。。
アンコールをいただき、「つないだ手」を。
そしてリクエストをいただいていた「飄々と上昇するタマシイの翼」をセカンドアンコールに。5/4と6/4が交互に入り乱れる変拍子に
「今日は最後まで気が抜けないセットリストだねー。」と言いながらもこの曲をするりと演奏してしまうこのメンバーにはいつもながら脱帽です。特に馬渕氏は一年前に愛知県に移住、今日はこのライブの為に東名高速を飛ばして駆けつけてくれました。
お忙しい中お越しくださり、聴き入ってくださり、時には感嘆のお声をくださり、私の無茶なコールアンドレスポンスの遊びにもお付き合いくださいましたお客様、本当にありがとうございました。
これからもさらなる進化を目指して行きます!
最後にバックインタウンの社長をはじめスタッフの皆様ありがとうございました。All Photo by渡邊保彦